子供の教育費は頭の痛い問題です。
共働きで一生懸命に働いても・・・なかなか教育費は準備できません。
そういう時に頼るのが「奨学金」や「国の教育ローン」です。
でも実際はどこでどうやって申請したり説明を聞くのか気になりますよね?
またどのように使い分けるかも気になるところです。
今回はそんな気になる教育に関する借り入れをまとめてみました。
国の教育ローンの利用方法
これは妙な話になりますが・・・できるだけ余分に借りておくほうがいいです。
その理由は子供の教育で費用が必要な期間は、教育費だけじゃなく他の生活費でもお金が必要になるからです。
ここで大事なポイントは
国に教育ローンは固定金利で長期返済という部分です。
平成31年1月10日時点の金利は、年1.78%となっておりまた返済期間も原則で最大15年まで設定できます。
仮に借りる枠をギリギリまでで設定した場合、その間に他の事情でお金を借りる必要が発生したら・・・今度は高い金利での借り入れとなります。
なので余裕ある借り入れ資金での借り入れが理想です。
国の教育ローンの使い道
国の教育ローンは、使い道が限定されています。
漠然とこれだけ費用がかかる・・・では借りられません。
①学校納付金(入学金、授業料など)
これがわかる書類が必要です。
②受験にかかった費用(受験料、交通費、宿泊費など)
③教科書代、パソコン購入費
④通学や教育にかかる費用
・在学のための住居費用(敷金、家賃など)
・留学費用
・学生の国民年金保険料、その他
内容によっては見積もりでも添付書類は可能です。
なのでこの際、借りれる枠を利用し大目に借りるほうが良いです。
借入限度額と担保
国の教育ローンは1人につき350万円が限度額となっています。
また担保は不要です。
その場合は連帯保証人を立てるか、国の保証協会に依頼する必要があります。
僕の場合は保証協会でお願いしました。
保証協会に依頼した場合は、借入金が振り込まれる際に「保証金」が引かれた額で自分の銀行口座へ教育ローンの借入金が振り込まれます。
まずはどの程度借りたら
どのように返済するのか知りたくないですか?
教育ローンの返済シミュレーションはこちらです。
国の教育ローンの申し込みはどこで?
国の教育ローンというくらいなので・・・市役所などを想像しがちですが、実際はどこでも可能です。
お使いの銀行やゆうちょなどに窓口があるので、窓口で相談するとパンフレットや説明書などをもらうことができます。
ネットでも申し込みは可能となっています。
必要な時期の2カ月~3カ月前から準備をしておくのが良いです。
まずはこちらをご覧になって考えてみるのもどうでしょうか?
奨学金について
次は奨学金の説明です。
奨学金については知ってる方も多いと思うので多くは語りません。
奨学金には第一種・第二種があり内容も違ってきます。
分かりやすく言えば・・・成績が良ければ第一種(無利子)
成績が普通以下なら第二種(有利子)となります。
【どこでいつ申し込むの】
利用する制度によって時期は変わりますが、高校3年の5月中旬~7月中旬頃がメインです。
第二種の場合は高校3年の10月下旬~11月下旬ごろもあります。
※在学採用は4月もありますので、ご心配な方は予め確認をしましょう。
申し込みは学校を通じてが多いので、学校からお知らせが来ると思いますが
お子様がそれを親に伝えることを忘れる場合もあるので、事前に学校に問い合わせておくのが無難かもしれません。
詳しくは正式サイトからどうぞ → 奨学金 – JASSO
奨学金の借り方のポイント
奨学金は一見便利な制度で、大学生の50%は利用してるとの事ですが・・・
親としては絶対に気を付けてほしいポイントがあります。
それは先ほどの「教育ローン」とは正反対で・・・ギリギリ最低限のみ借りるべきという部分です。
基本的に「国の教育ローン」は親が返済します。
でも奨学金は子供の名前で借ります。
親がのちのち返済するケースは少なく、子供が自分で返済することが多いので
なるべくばるべく卒業後の負担がかからないように最低限!
これがポイントです。
教育費の借り方のまとめ
今は共働きで一生懸命に働いても子供の教育費は足りない・・・そんな世の中です。
老後の心配より「子供の教育費で頭がいっぱい!」そんな家庭が多いと思います。
今回はそんな時に利用する「奨学金制度」や「教育ローン」の上手な使い分けをブログでまとめてみました。
ただ・・・いま少しでも積み立てをされて準備をされてる方は一度見直してください。
教育費の積み立てや老後の貯蓄を銀行でするくらいなら、つみたてNISAなど積極的に活用してみてください。
同じ金額を積み立てても、銀行と投資信託では長期では大きな差が出ます。
いつも応援ありがとうございます。