老人ホームって実は色々と種類があるんですよ。
知っていますか?
知っているようで・・・実はよくわかりませんよね?
特別養護老人ホームは知っていても、サービス付き高齢者向け住宅は知りませんよね?
例えば、介護付き有料老人ホームと、住宅型老人ホームの違いってわかりますか?
きっと費用やサービスが違うんだろうな・・・って事は分かるけど、具体的には分からない方も多いはず!
じゃあ今回は、知っていそうで知らない老人ホーム事情をブログでまとめます!
読んでください、未来の自分たちの生活です!
老人ホームの基本は二つだけ!
老人ホームの種別で悩むなら、基本は二つだけと考えればいいです。
簡単に言えば・・・
公的な施設なのか?それとも民間施設なのか?
結局はこの二つです。
二つあると言いましたが、まず公的な介護施設の一つでである「特別養護老人ホーム(特養)」です。
特養は有料老人ホームに比べると、とにかく安く利用できます。
費用が安いので、入居待機者が多いし、入居要件も厳しく、待機状況は地域差で大きく違ってきます。
特養の入居要件は「要介護3以上(特例の要介護1・2)の高齢者」となっているので、まず普通の高齢者は入居できません。
でも終身で医療できる上に安いので、やはり人気がある介護施設です。
そして今回、詳しく説明するのは・・・民間の有料老人ホームである、この三つです。
【民間の高齢者向け住宅】
①サービス付き高齢者向け住宅
②介護付き有料老人ホーム
③住宅型老人ホーム
ではこの三つの施設はどのように違うんでしょうか?
まずは一つずつ見ていき、比較してみましょう!
サービス付き高齢者向け住宅とは?
まず最初に紹介するのは「サービス付き高齢者向け住宅」です。
これを一言で言うと・・・金持ちの高齢者の賃貸住宅です。
サ高住、サ付きとも呼ばれる、バリアフリー対応の賃貸住宅が「サービス付き高齢者向け住宅」です。
サービス付き高齢者向け住宅は、自立ができる高齢者や、重度の介護が不要な高齢者が、快適に過ごせる住宅となっています。
施設によって差はありますが、基本的には外出も自由です。
食事もオプションサービスで受けることができますし、安否確認や生活支援サービスも受けることができます。
日中は相談員も在中していますし、買い物や掃除の代行もあるので快適ですね!
当然デメリットもありますが、それは後述します。
介護付有料老人ホームってなに?
次は介護付有料老人ホームについてご説明します。
これも簡単に言えば・・・
介護が必要な高齢者のための民間の老人ホームです。
先ほどの特養が公的な老人ホームだとすると、この「介護付き有料老人ホーム」は、民間がする「特養」というイメージです。
当然ですが、民間なので料金は特養と比較しても高いです・・・
ただし24時間の介護スタッフも常駐しているので安心できます。
また提携している病院の往診もあるので、介護に不安がある高齢者にとっては、基本的にはこちらの老人ホームがメインとなりそうです。
介護付き有料老人ホームは、一般的に65歳以上の高齢者限定ですし、「自立型」「介護専用型」「混合型」の3種類に分けることができます。
もちろん種類によって入居条件も違います。
住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームは、介護付き有料老人ホームとは違い、自立支援型の老人ホームです。
施設によってかなり差がありますが、基本的には入居者同士の交流が盛んで、一定の介護サービスを受けることができます。
介護付有料老人ホームと比較すると、柔軟性がある対応となっている事が特徴です。
ただし「24時間の介護スタッフも常駐」といった、介護に重きを置いた施設とは違ってきます。
※住宅型有料老人ホームは施設によって内容が大きく変わります。
老人ホームの比較
さて!色々説明しましたが・・・
イマイチ違いが分からない!
そんな方のために比較表を作ってみました。
ぜひ参考にして下さい。
この表の一番下の部分に「終身利用権」というのがありますが、これが入居費で数百万円かかったりする費用の事です。
これ(終身利用権)が大問題なんですよね!
そんな金ねえよ!って困るのがここです。
ちなみに「サービス付き高齢者向け住宅」は、基本的には一般の賃貸物件と同じなので、終身利用権はありません。
ただし!介護状況が悪化すると契約更新もなく、退去の要請をされる場合があります。
老人ホーム別のメリットとデメリット
色んな形の老人ホームがありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。
こちらでなるべくわかりやすく比較してみたので参考にしてください。
【メリットとデメリットの比較】
基本的には介護の必要が特になく、資金的にも余裕があり、老後も若い頃と同じように生活をしたいのなら「サービス付き高齢者向け住宅」ですね。
しかし、介護が必要なら「介護付き有料老人ホーム」の選択となり、幅広く色々なサービスを選びたいなら「住宅型有料老人ホーム」が選ばれる形となります。
老後の生活を送るためには、今からしっかりと調べておく必要がある老人ホームです・・・やっぱり老後の生活って・・・大変ですよね!