年金受給額を増やす裏ワザ?国民年金の任意加入のメリットとデメリット

国民年金

老後の生活で重要な収入である年金ですが、国民年金の保険料を、20歳から60歳までの間(480月)に納付すると、原則65歳から満額の老齢基礎年金を受給できます。
国民年金の満額は2019年度時点で年間78万100円となっています。

今回はできるだけ国民年金の満額をもらいたい方のための裏技と言われていてる「国民年金の任意加入」についてメリットとデメリットを交えてご説明いたします。

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過去の未納期間は追納できるか?

国民年金の満額をもらうためには480か月分の納付する必要があります。
約40年間コツコツ納付する年金ですが、ところが学生時代などに、うっかりと未納期間がある場合があります。

もちろん未納期間は後で追納できます。

国民年金の追納とは?

では国民年金の追納とはどのような制度なのでしょうか?

老齢基礎年金の年金額を計算するときに、保険料の免除や猶予の承認を受けた期間がある場合は、保険料を全額納付した場合と比べて年金額が低額となります
しかし、免除等の承認を受けた期間の保険料については、後から納付(追納)することにより、老齢基礎年金の年金額を増やすことができます。また、社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減されます。ぜひ、追納を行っていただくことをお勧めします。
※日本年金機構より抜粋

では追納するために、どのような手続きが必要なんでしょうか?

追納するための手続き

国民年金の追納をするためには年金事務所に行き、そこで納付書をもらい納付することになります。
口座振替ならびにクレジット納付はできません。
年金事務所へ行くときは、申請用紙と一緒にマイナンバーが確認できる書類と身分証明を用意してください。

年金事務所で必要な書類
1.申請用紙(年金事務所にあり)
2.マイナンバーが確認できる書類:通知カード、個人番号の表示がある住民票の写し
3.身元(実存)確認書類:運転免許証、パスポート、在留カードなど

なにかと便利な追納ですが、ところが追納ができない例外があります。

追納は過去10年分まで

追納は過去10年間分しかできないという制限があります。

先ほどの話に戻りますが、学生時代の年金の未納のことを後でうっかり気が付いて、追納などをしたくても、例えば学生時代の20歳から2年間の未納期間があり、その事実を40歳になって気が付いて追納しようとしても、すでに10年以上経過しているので納付することはできません。

でも未納期間を減らして、できるかぎり満額需給をしたい場合はどうすればいいのでしょうか?

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国民年金の任意加入は追納と同じ効果

追納ができないと国民年金の満額の受給は難しくなります。
その場合は60歳から任意で加入することができる、「国民年金の任意加入制度」を利用しましょう。
(厚生年金保険、共済組合等加入者を除く)

国民年金の任意加入で不足分を補う方法とは?

国民年金は原則60歳までの加入となっていますが、その間に未納期間がある場合は、60歳から65歳までの間に国民年金に任意加入して年金を納付することが可能です。

これは先ほどご説明した追納と同じ効果があります。

こちらは任意加入の月数と年金増加額の表となります。

5年間の任意加入で月額8142円の年金受給額の増加

年金を少しでも満額近くもらうために60歳から5年間にかけて国民年金に任意加入すると、年間97,713円、月額にして8142円の増額となります。

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国民年金の任意加入の方法は?

任意加入の方法は簡単です。
お近くの年金事務所へ行き、年金手帳と貯金通帳と金融機関の届出印があれば可能です。
そして納付方法は口座振替が原則となります。

年金事務所で必要なもの
1.年金手帳
2.預(貯)金通帳および金融機関への届出印
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任意加入のメリットとデメリット

まずは任意加入制度のメリットについてご説明します。

国民年金の満額を受け取る場合には、60歳以降に任意加入制度を利用することはかなり効果があります。
日本人の平均年齢ですが、平成30年(2018年)簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳となっています。

例えば任意加入制度を利用し、毎月16,540円の年金を納付すると、5年間で992,400円の支払いとなります。

任意加入で57万円もお得なメリット

では約100万円の追加納付で、任意加入制度によっていくら余分に年金をもらうことができるのでしょうか?
男性の平均年齢は81歳なので、65歳から16年間が平均的な年金受給期間となります。
その16年間で任意加入で増加した分の年金額は1,563,408円となります。

1,563,408円-992,400円=571,008円
このように平均寿命から計算すると約57万円も年金受給額がお得です。
男性より平均寿命の長い女性の場合はさらに効果的です。

国民年金の任意加入のデメリット

もちろんデメリットもあります。
それは60歳からの5年間、収入もない期間に毎月1万6千円も納めることです。
国民任意加入は厚生年金加入者は加入できないので、働かずに、もしくはパート収入などで細々と生活している方が加入するのは大変なことです。

また任意加入の効果があるのは年金受給後の10年が経過後からという部分です。

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任意加入制度のまとめ

今回は国民年金の任意加入制度についてご紹介しました。
お金があり元気であるなら、60歳以降も任意加入を利用するのは効果的です。

その反面、生活に困窮している場合は逆効果になる場合もあります。
もし今から将来の年金について考えるのであれば、まずは個人型確定拠出年金のiDeCoなどを積極的に利用するほうがベターだと思います。

安心できる老後生活のためにしっかりと準備しましょう!
イデコについてはこちらでもご説明しています。
併せてご覧ください。
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