みなさん!今回は学資保険の事で切り込んでみました!
子供ができたら一度は考える学資保険。
加入されている方も多いともいますし、今後加入を検討している方も多いと思います。
貯蓄+保険の要素があるので魅力的に感じます。
僕も利用していました。
でも本当に学資保険は必要なんだろうか?
そう思う事はありませんか?
結論から言います!
いま加入してる保険を無理をしてまで解約する必要はないけど、冷静に見直す必要は大いにあります!
学資保険の戻り率は115%
学資保険の平均的な戻り率は115%と言われています。
これは銀行で普通に積み立てを行うよりはるかに効率的です。
そしてなによりも「子供のための貯蓄」と割り切って家計を振り分けできるのが大きいかもしれません。
わざわざ家計を振り分けなくても自動的に子供の将来のために貯蓄ができるのは大きな魅力です。
一般的な学資保険
一般的な学資保険の内容は「毎月1万円程度を積み立てて大学入学時に満期」で戻るといったところでしょうか?
その契約期間に契約者である親が死亡した場合は、それ以降の払い込みが不要となるちょっとした生命保険の役目もあるので魅力はあるかもしれません。
学資保険のリスク
学資保険にも他の金融商品と同じで大きなリスクがあります。
まず貯蓄と言っても「保険会社」に貯蓄していることを忘れてはいけません。
①学資保険は元本保証がない
実はこれを知らない方が多いと思います。
保険会社が倒産などをした場合の保証がない・・・これは最大のリスクです。
学資保険の積立期間は15年程度はあると思いますが、この間に保険会社が破綻しないのか?
ここは大変難しい判断です。
実はこれは終身保険個人年金保険など積立型の保険全般にいえることです。
ちなみに「確定拠出年金iDeCo」は信託銀行で預かっているのその点は安心です。
学資保険に関しては保険会社がもし経営破綻を起こしたら保証がないのは大きなリスクです。
そのリスクがあっても長期間にわたって資金を預けるのはどうなんでしょうか?
②中途解約の場合は元本割れがある
経験者もいるのではないでしょうか?
学資保険は途中で解約した場合は元本割れの可能性が高いです。
③二人目の子供ができた場合は負担がかなり大きくなる
一人目の子供の場合は家計にも余裕があります。
でも二人目も学資保険に加入するとなれば・・・ここでかなりきつくなってきます。
すでに悩んでる方も多いのでは?
学資保険以外の方法
では学資保険に頼らずに子供の教育資金を準備する方法はないのでしょうか?
それはいくらでもありますし、十分に可能です。
ただ自分自身が何に対して重点を置いているのか?
それが前提条件で確認すべき部分です。
学資保険のポイントはその資金を
①貯蓄に回している
②保険の要素もある
この2点が大きなポイントです。
そして経営破綻の場合に保証がないというのが大きなデメリットです。
また元本割れはあるけど途中解約できる・・・というのがメリットでありデメリットでもあります。
この部分をすべてカバーするのなら僕の場合はこのように運用します。
①貯蓄部分は積み立てNISAで運用する(インデックスファンド中心)
②保険部分は都道府県民共済に入り追加オプションでカバーする
これだとまず経営破綻でのリスクはありません。
NISAなどの投資信託は信託銀行が管理しています。
また、つみたてNISAの場合は税制優遇処置があります。
それに急な資金が必要になっても途中解約も可能です。
また保険部分は都道府県民共済の追加オプションで十分カバーされます。
それにこの二つの場合は・・・満期の時期が来ても解約せずに継続することも可能です。
学資保険は必要か?のまとめ
すでに学資保険に入ってる方は無理をしてまで解約をする必要はないと思います。
ただしその内容やリスクを頭に入れて・・・
将来の保証はなにを重点にするのか?
戻り率なのか?
万が一の保証なのか?
そして将来の収支はどう変化しているのか?
子供は増えないのか?
自宅の購入などの予定はないのか?
こういう部分を考え直す必要は十分にあると思います。
大事なのはこの商品が10年以上の長期の商品ということです。
個人的な意見としては、元本割れというより、積み立てしたお金の保証がない危険がある時点ですでに魅力がない商品です。
それだと株式運用やFXとそこまで変わらない気もします。
例えば「つみたてNISA」などは、信託銀行で資金は管理しているので、運用での損失はあれど安心と言えます。
保険機能はそこまでお得ではない、その分を都道府県民共済や掛け捨ての生命保険に回した方が保険としてはお得です。
あくまでも個人的な意見なので、もし見直す場合は必ずプロの方にご相談してみてください。