もう聞きなれたと思いますが、65歳から必要とされる老後の支出は夫婦で35.4万円となります。
支出は毎月35.4万円!でも、しかし平均的な年金などの収入はというと・・・
金融庁審議会のワーキンググループの報告書では、夫婦世帯の受け取る公的年金は19.1万円で、そのほかの項目をあわせても実収入は20.9万円ということです。
これで毎月5.5万円が不足し、それが95歳までの30年間にわたって続く必要な資金という事になります。
結果的に必要な金額が2000万円です。
でも急に言われても困るんだけど!!
これが20代や30代ならまだなんとなりそうなもんですが・・・50代ならまったく時間がありません!
あと15年で老後資金を作れるのか?
50歳から65歳まで働いたとします。
約15年間・・・ここで毎月5万円でも踏ん張って貯蓄すればどうなるのか?
それが毎月3万円なら?
今回はそんな50歳からの必死な貯蓄と現実的な話を実際にシミュレーションしました!
現実をしっかりと見ていきましょう!
ちょっと怖いですが・・・
50歳から毎月3%の利回り投資信託で運用しても1100万円可能
実際に貯金0円でも、50歳からがんばって利回り3%で資産運用した場合は下のような結果になります。
これは、がんばって65歳まで働いたとシミュレーションした結果です。
60歳でリタイヤしても毎月5万円の貯蓄が可能なら大丈夫です。
この利回りが2%でも1060万円は貯蓄できるので現実的には・・・
50歳からでも十分に間に合うって事です!
安心してください!
じゃあ3万円しかない!
50歳から毎月3万円の資産運用ならどうなるの?
50歳から年金受給開始の65歳まで、毎月3万円を利回り3%で運用した場合は・・・
65歳で680万円の資産になります。
ちょっと物足りない気もしますが
これはあくまでも一人の計算なので、夫婦二人で3万円ずつ・・・
毎月コツコツ積み立てNISAで運用すれば・・・
1360万円もあります!
なんとかなりそうじゃないですか?
50歳からでも遅くありません!
50歳から毎月5万円の貯蓄は可能か?
50歳から頑張れば老後資金はどうにかなりそうです。
でもここで問題が発生します。
毎月5万円の貯蓄は可能なのか?
ハッキリ言います!可能です!
例えば毎月3万円は頑張って貯金できたとしても・・・あと2万円は足りない・・・
大丈夫!いや・・・お金がないのならお金を作りましょう!
といっても、わざわざバイトなんてする必要はありません。
例えば今使っているスマホなどの通信費だって、夫婦で毎月5000円まで減らすことは可能です。
毎月2万円の通信費がかかっているのなら、これだけで毎月15,000円というお金が生まれてきます。
毎月払っている生命保険も見直すと大きなお金が生まれます。
個人的には貯蓄型の生命保険は無駄だと思っています。
それを医療保険メインに切り替えるだけでかなりお得になります。
このように家賃以外の毎月の固定費である、通信費と保険代を見直すだけで2万円~3万円のお金が生まれます。
これに月々の積み立ての3万円を合わすと・・・毎月5万円も可能ですよね?
50歳から毎月5万円の投資信託で運用すると老後はどうなる?
じゃあ具体的に毎月5万円を50歳から投資信託で運用した場合の結果で老後の生活をシミュレーションしました。
【一人暮らしの老齢年金目安】
一ヵ月 14万7千円
【一ヵ月の一人暮らしの費用】
一ヵ月 16万円(賃貸住宅の場合は18万円)
【65歳時にある老後資金】
50歳から毎月5万円15年間利回り3%で運用した場合。
1130万円 60歳から90歳までの30年間で 一ヵ月3.1万円
【65歳からの収支】
年金など14.7万円
支出18万円(家賃4万円で計算)
収支 -3.3万円
老後資金で補充(30年間)
毎月 3.1万円
結果的には毎月2千円ほどのマイナスになりますが、これは誤差の範囲内です。
50歳から毎月5万円の積み立てをする人としない人の差は?
50歳だから手遅れ??
そう思ってしまいがちですが、がんばれば毎月5万円の貯蓄は十分に可能です。
そして毎月5万円の貯蓄ができたのなら、65歳からの老後の資金も何とかなるということがわかりました。
これで70歳まで働ければもっともっと老後の生活も見通しが立ちます。
70歳まで働きたくない・・・って気持ちもありますが。
ただ・・・50歳だからともうあきらめてしまえば、本当に老後生活がきつくなります。
ただその場合にも方法はあります!
年をとっても毎月3万円や5万円の副収入を確保しておけばいいだけです。
こちらのブログもぜひ参考にしてください。
【副業で月3万〜月5万円の副収入】スマホだけで毎月小遣いを稼ぐ副業、副収入をご紹介します
今後も老後の生活を色んな角度で見ていきたいと思います。
いつも応援ありがとうございます。